歯周組織の再生療法(エムドゲイン)

歯周組織の再生療法(エムドゲイン)


エムドゲインとは、スウェーデン・ビオラ社で開発されたエナメルマトリックスデリバティブを
主成分とした歯周組織再生誘導材料のことです。


エムドゲインの主成分であるエナメルマトリックスデリバティブは子供の頃に歯が生えて
くる際に非常に重要な役割をする蛋白質の一種で、歯科外科手術の際に手術部位に
エムドゲインを塗布することにより歯の発生過程に似た環境を再現します。


従来の歯周病(歯槽膿漏)の治療は、歯垢や歯石、壊死セメント質などの炎症を引き起こす
原因物質を取り去り自然治癒を促すものでしたが、すでに破壊されてしまった歯周組織の
再生は困難でした。しかし、エムドゲインは歯周外科の治療後に塗布することにより、破壊
されたセメント質などの再生をはかるものです。
こうしてはじめて歯が生えたときと同じような歯周組織の再生を促すのです。


日本では1998年に厚生労働省の認可がおり、2002年に改良版であるエムドゲインゲルが
認可されています。

どの様なときに使用するのでしょうか?


比較的軽い歯周病(歯槽膿漏)であれば、歯や歯の周りの歯垢や歯石を除去し、
清潔に保つ治療を行うことで自然治癒させることが出来ます。


しかし、炎症が歯肉の奥まで進行し、まわりの歯周組織まで破壊がひどい場合には、
歯周組織を回復させるための手術が必要となります。


この手術の際に手術治療を補助するための歯周組織再生誘導材料(エムドゲイン)を
使用することがあります。




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2007年1月29日